非常にやりがいのある介護の仕事ですが、その一方で仕事での悩みを抱えている方も多いといわれています。たとえば、仕事上での悩みの一つには、人間関係についての悩みが挙げられます。
人間関係の悩みには、「職場での人間関係がうまくいかないこと」や「利用者とのコミュニケーションがうまく図れないこと」などがありますが、介護の仕事をするうえで、人間関係の構築は非常に重要なことです。したがって、うまくいかないことをストレスに感じて、仕事を辞めたいと思う方も少なくありません。
介護現場では、10代から60代ぐらいまでの幅広い年齢の方が仕事をしています。年齢が幅広い分、意見の相違や価値観の違いが生じることもあります。また、共通の話題を探すことができず、若い世代の方は先輩介護士と会話が弾まないという方もいます。それから、利用者との人間関係がうまく構築できないケースでは、利用者とコミュニケーションを図ろうとしても心を閉ざしている方がいて、会話を拒否されるという話も耳にします。しかも、認知症を患っている利用者の中には、暴言を吐く方もいるため、新人介護士の場合はそれがトラウマになって、積極的に声掛けができなくなったという人もいるようです。
しかし、介護の仕事をするうえでは、同僚との人間関係も利用者との人間関係も、どちらも重要です。したがって、どうしても今の職場環境に順応できない場合には、思い切って転職を視野に入れてみるのもありかもしれませんよ。